エコツアーについて
当協議会では、福山ツーリスト株式会社との協力により、本プロジェクトの実施サイトである竹原においてエコツアーを実施致します。
本エコツアーでは、「塩・酒・青」をテーマに、製塩・酒造・廻船等、自然に育まれた産業により醸成された竹原の町民文化の魅力を存分に堪能していただけるオリジナル・プログラムを造成いたしました。
また当協議会におきましては、本エコツアーが竹原の自然と文化を守り、地域の方々との交流を深め、さらには地域活性化につなげる機会となることを目指しております。
本エコツアーは、地域の自然資源や文化資源を保全し持続可能に利用するものであり、SDGsの目標(8、9、11、14、15、17)とも一致しています。
※本エコツアーはお客様のご要望により日程を調整する受注型のツアーとなります。
障壁画作品の展示について
(季節限定展示)
ゴールデンウィークの「海でつながるアートウォーク」、10月下旬の「憧憬の路」開催の折等には、本プロジェクトで制作された障壁画作品が展示される予定です。
この季節に開催されるエコツアーでの作品展示が、アート作品を通して竹原の自然や文化を感じ、若手アーティストを支援して戴く機会となりましたら誠に幸いです。
※本エコツアーはお客様のご要望により日程を調整する受注型のツアーとなります。作品展示期間外のツアー催行も可能です。
アート、歴史、自然、文化が大好きな方に
特別な体験を
安芸の小京都・竹原のノスタルジックなまちなみへ
安芸の小京都 竹原
本エコツアーを実施致します竹原は、広島県中南部の瀬戸内海に面する製塩町で「安芸の小京都」として知られています。江戸時代から明治、大正、昭和にかけての歴史的建造物が建ち並ぶ竹原町並み保存地区は「日本遺産」登録サイトでもあり、懐かしい風景に囲まれて豊かな時間をお過ごしいただけます。
また、竹原では自然の恵みを活かし、 ミネラル・栄養豊富な和塩 や広島独自の「軟水醸造法」を用いた日本酒が生産されています。
まちあるき
たけはら町並み保存地区
重要伝統的建造物群保存地区・日本遺産構成文化財
竹原は、広島県中南部の瀬戸内海に面する製塩町で「安芸の小京都」として知られています。 京都の下鴨神社の荘園として誕生し、江戸時代には製塩業や酒造、廻船等で繁栄、財を成した豪商「浜旦那(はまだんな)」らによって、町人 文化も大いに醸成されました。
瀟洒で重厚な町並景観を構成する家々の格子や壁、欄干、ガラス窓 などに凝らされた様々なデザインは、ひとつひとつが個性的でありながら統一感を持った美しさを作り出しており、本町通りを中心に、大小路、 板屋小路、中ノ小路など多くの路地に立ち並ぶ家々からは往時の生活が感じられます。
ご滞在・お食事
NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町
-歴史的建造物をリノベーション -
NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町は「アルベルゴ・ディフーゾ」のコンセプトに基づいたホテルです。 イタリア語で、アルベルゴは「宿泊」、ディフーゾは「分散」を意味しており、町の中に散在するいくつかの古い建物を宿泊施設としてリノベーションし、それぞれの建物にフロント、客室、レストランなどの役割を持たせ、町全体がホテルの機能を担うことを意図しています。 また、ゲストが町を回遊し地域の人々との交流が生み出されることにより、地域活性化へと繋げることを目的としています。 アルベルゴ・ディフーゾのコンセプトは、少子高齢化による空き家問題の解決法としても期待されています。
NIPPONIA HOTEL竹原 製塩町は、たけはら町並み保存地区内の歴史的建造物(銀行(宿泊棟)や料亭(フロント・レストラン棟)等)3棟をリノベーションしたノスタルジックなホテルです。歴史的建造物の中、製塩業や酒造りで財を成し竹原の歴史的な街並みを作り上げた豪商「浜旦那(はまだんな)」の気分を味わいながら、ゆっくりとおくつろぎください。
豪華な朝食も魅力的です。
- 1泊2日コースのご滞在はスイートルームまたはメゾネットルームとなります。
竹原と和塩
中世まで竹原市の地域のほとんどは遠浅の海でした。 江戸時代に干拓が進められ塩田として整備されると良質な塩が生産され、竹原は1650年から1970年までの320年以上にわたり「塩の町」として栄えました。塩田の所有者は「浜旦那」と呼ばれ、製塩によって生み出された財により竹原の地に豊かな文化を築きました。
和塩のフルコース
エコツアーでは、NIPPONIA HOTEL 竹原 製塩町にて「和塩のフルコース」をご提供いたします。
このコースは、本エコツアーのために特別に企画したもので、地元食材を使用した前菜から焼き菓子に至るまで、全てのメニューに竹原の塩を使用したユニークなメニューとなっております。
「塩のフルコースだなんて、塩辛くて不健康なのでは?」と思われるでしょうか。 答えは「No」です。この和塩のフルコースは塩辛いものではありません。塩は食生活において不可欠なものですが、和塩は特に栄養やミネラルが豊富です。微量の塩は素材の旨味を引き出し、繊細な味わいを生み出します。 また、このコースは竹原の製塩の歴史から着想を得たものとなっています。
コースには、文化庁100年フードであり浜旦那のおもてなし料理「魚飯(ぎょはん)」、竹原のブランド牛「峠下牛(たおしたぎゅう)」等、地域の個性もふんだんに取り入れています。
- 1泊2日コースのご夕食、日帰りコースのご昼食として提供いたします。
和塩のフルコース
地元野菜のガルグイユ
広島菜と山葵のコンディマン
ミネラル豊富な竹原の塩でマリネした鮮魚
地元の柑橘を添えて
赤カブのポタージュ
竹原の塩でうまみを引き出したカブで浮き身に
竹鶴酒造の日本酒を使った地魚の酒蒸し ルーロー仕立て
まろやかでコクのある塩味を楽しめるソースで
峠下牛 ロース肉の塩パイ包み焼き
アレンジした竹原の塩を添えて
竹鶴酒造直伝
浜旦那のおもてなし料理 魚飯
竹原の塩と瀬戸内みかんパルフェ
※本メニューは2024年2月に提供されたものです。
メニューの内容や構成は季節等により変更されることがあります。
文化庁100年フード「魚飯」 - 竹原の郷土料理
魚飯(ぎょはん)は、浜旦那が宴の最後に客人に振る舞ってきた竹原の伝統的な郷土料理です。1960年に国の政策により塩田が廃止されると、魚飯を目にする機会は徐々に減っていきましたが、今でも地元の商家に受け継がれています。2008年に「竹原の食を考える会」の再現により飲食店での提供も可能となりました。 2020年には、文化庁から「伝統的100年フード部門 ~江戸時代から続く郷土の料理~」の認定を受けています。
竹原の歴史から生まれた魚飯をぜひご賞味ください。
体験
藤井酒造株式会社
藤井酒造では広島独自の軟水醸造法による酒造りが行われています。 藤井酒造では、試飲を楽しんでいただく酒蔵体験の他、ギフトショップでは日本酒や酒器、食器、 和テイストの小物やバッグ等もお買い求めいただけます。
藤井酒造は、2023年に広島で開催されたG7サミットのワーキングディナーで提供された日本酒「龍勢」の蔵元としても知られています。
- ツアー期間中は、納豆は絶対にお召し上がりにならないでください。また、香水もお付けにならないでください。藤井酒造の日本酒は、昔ながらのプロセスにより「蔵付きの酵母を始めとした微生物」が重要な役割を果たしています。納豆をお召し上がりになったり香りの強い香水をおつけになって酒蔵にいらっしゃいますと、酒蔵内の「微生物等」に悪影響を及ぼしますので入館していただけません。地域の酒造りを守るため、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
広島独自の「軟水醸造法」
広島は現在、日本三大酒処の一つとして知られています。 かつて広島は、ほとんどの井戸が軟水であったため、日本酒の製造には適さないと考えられていました。 軟水は酵母の働きが悪く発酵が不十分なため、酒造りには不向きとされていたためです。しかし、広島の酒造家・三浦仙三郎(みうら せんざぶろう)は、酒造りと地元の水質を徹底的に研究し、軟水の弱点を活かした独自の製法を開発しました。 軟水は硬水に比べて発酵の進行は遅くなりますが、これを逆手に取り麹をじっくりと育てることで、長期発酵が可能になります。 このような広島独自の軟水醸造法により、芳醇な香りとまろやかな味わいのお酒が生まれるのです。
藤井酒造では「酒は、人が造るものではなく、自然が醸すもの。」を基本的なコンセプトに、広島独自の軟水醸造法による酒造りが行われています。
プレミアム酒蔵体験
1泊2日のエコツアーでご体験戴ける「プレミアム酒蔵体験」では、同社の第5代当主藤井善文氏が広島の日本酒を特徴づける「軟水醸造法」、竹原における同社の酒造りの歴 史、純米・完全発酵・生酛造りによる酒造りの工程を説明。酒蔵では実際の工程を見学して戴けます。UNESCO無形文化遺産「日本の伝統的酒造り」をご体感下さい。
試飲では、おかみが特別に設えた酒蔵内のお座敷で緑豊かなお庭を見て戴きながら、様々な酒器で燗酒の温度を変える等して同社のブランド酒「龍勢(りゅうせい)」をご提供。美しいテーブル・コーディネートと共に、 お酒の種類や味わいに合わせた最適な肴もお楽しみいただけます。
第5代当主のお話を伺いながら、自然と共にある酒造りを感じ、日本酒の様々な味わいをご堪能下さい。
- 1泊2日コースで提供される特別体験です。
- 日帰りコースは藤井酒造酒蔵交流館の訪問のみとなります。
藤井酒造酒蔵交流館
酒造交流館では、日本酒、お菓子、おしゃれな雑貨のお買い物もお楽しみください。
休館:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
体験
陶工房風土
たけはら町並み保存地区の「陶工房風土」でJapan Blueの酒器(デキャンタと盃)と手塩皿を作陶してみませんか。瀬戸内エリアは、ニューヨーク・タイムズ紙の「2019年行きたい場所52選」にも選ばれ、近年注目を集めています。
ブルーは瀬戸内のテーマカラーであり、 竹原の町並みの中で多くみられる青い壁の色。竹原の町が製塩 業や酒造業で栄えたこと、また今でも手作りの塩が地域の方々によって作られ続けていることを思い出し て戴けるよう、 JAPAN Blueの陶器を手作りのお土産になさってはいかがでしょうか。釉薬には竹原の竹の灰を使用。旅の思い出がずっと使える器になります。
- 作品は焼成後ご自宅にお届けいたします(送料込)。
陶工房風土では、竹原の路地裏観光課長を務める猫の「漱石くん」に会えるかもしれません。
陶芸家 岩川智子氏の作品
陶工房風土にて、岩川さんのJAPAN Blueの作品もお買い求めいただけます。
作陶体験
作陶体験では以下の作品をお作り戴けます。
旅行の前にデザインを考えておかれるのもオススメです。
日帰りコース
- お雛様とぼんぼり(ミニ屏風と木箱付、通年企画) または
- カップ&ソーサー
1泊2日コース
- 酒器(片口/デキャンタ1、盃2)と手塩皿(2)のセット
岩川さんお手製のケーキとコーヒー
- 1泊2日コースでのご提供となります。
お食事
ほり川「たけはら焼」のランチ
竹原の純米吟醸の酒粕を使ったお好み焼
熟成させた酒粕をペーストにして混ぜた「たけはら焼」の生地はもっちり。口へ運ぶと、お酒の甘い匂いがふんわり香ります。竹原のご当地お好み焼をお楽しみください。
「ほり川」のたけはら焼は、ご当地お好み焼きマンホールにもデザインされています。ぜひお探しになってみてください。
- 1泊2日コースの2日目のご昼食として提供いたします。
瀬戸内海エコツーリズム協議会のエコツアーとは
◆自然・文化・歴史に沿ったストーリーがある 交流・体験型の地域旅◆
エコツアーには、地域の自然・歴史・文化に基づいた「ストーリー」があります。 当協議会は、地域資源の保全と持続可能な利用に繋がる旅を目指し、自然科学、歴史・文化、産業、食文化、アート等の視点から地域に潜在する魅力をストーリーとして伝え、地域の方々との交流を通して自然や歴史・文化を体感して戴けるエコツアーをご提案致します。
お問合せ・お申込みはこちらから
福山ツーリスト株式会社(福山通運グループ)
〒721-0974 広島県福山市東深津町4-16-25
電話番号:084-926-7722
営業時間:9:00~18:00(月~金)、9:00~17:00(土)
定休日:日曜・祝日
旅行業登録番号 観光庁長官登録旅行業第2114号
加盟団体一般社団法人日本旅行業協会(JATA)正会員
総合旅行業務取扱管理者 大谷 司
福山ツーリスト ホームページ
Takehara Photo Gallery
一般社団法人瀬戸内海エコツーリズム協議会
〒734-0013 広島県広島市南区出島1-11-14
TEL: 082-259-3371 FAX: 082-259-3372
[email protected]
©Setonaikai Ecotourism Association. All Rights Reserved.