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障壁画プロジェクト
製 塩 町 広 島 県 竹 原
A R T × 地 域 活 性 化
障壁画プロジェクトとは
「障壁画プロジェクト」は、安芸の小京都 広島県竹原市のたけはら町並み保存地区において若手アーティストの方に障壁画の滞在制作を行っていただくことにより、若手アーティストの方には新作制作・発表の機会を、地域には障壁画作品を生み出し、作品の力を原動力に地域活性化や文化財の保全に貢献するものです。
本プロジェクトの実施にあたり、 竹原の自然・歴史・文化・風土・景観などを活かした障壁画の滞在制作を行って戴く 3名の若手アーティストの方を募集いたします。 滞在制作して戴いた障壁画は「たけはら町並み保存地区」内の歴史的建造物の中で展示されます。ジャンルは日本画に限定いたしません。意欲あるアーティストのみなさまからのご応募をお待ちしております。
障壁画の滞在制作は、観光庁「観光再始動プロジェクト」採択事業の一環として実施されます。
また「障壁画完成披露展」は公益財団法人花王 芸術・科学財団、公益財団法人エネルギア文化・スポーツ財団の助成により実施されます。
たけはら町並み保存地区について
安芸の小京都 製塩町竹原
本プロジェクトの実施地となる竹原は、広島県中南部の瀬戸内海に面する製塩町で「安芸の小京都」として知られています。京都の下鴨神社の荘園として誕生し、江戸時代には製塩業や酒造、廻船等で繁栄、財を成した「浜旦那(はまだんな)」らによって、町人文化も大いに醸成されました。昭和57年(1982年)に重要伝統的建造物群保存地区に選定された「たけはら町並み保存地区」では、江戸時代から明治・大正・昭和とそれぞれの時代の建築物の歴史的変遷を見ることができます。瀟洒かつ重厚な町並景観を構成する家々の格子や壁、欄干などに凝らされた様々なデザインは統一感を持った美しさを作り出しています。町並みには本町通りを中心に、大小路、板屋小路、中ノ小路など多くの路地があり、往時の生活が感じられます。
竹原の自然と文化
竹原の食文化を代表する酒と塩は、同地の自然によって育まれてきました。現在でも竹原では、流下式製塩法で滋味あふれるミネラル豊富な和塩が作られています。また竹原には、藤井酒造株式会社、竹鶴酒造株式会社、中尾醸造株式会社の3つの蔵元があり、広島の日本酒を特徴づける「軟水醸造法」による酒造りが行われています。
いまに息づく竹原の町並み・建築・食文化
竹原町並み保存地区には、地区内の古民家や蔵をリノベーションした店舗が数々あり、古くから残された建築文化への敬意が感じられます。またこうした店舗で提供されているお料理は、地域の食材を活用し、歴史や文化を反映させる工夫がなされています。 NIPPONIA HOTEL竹原製塩町、市内の料理店では、伝統的な竹原のおもてなし料理「魚飯(ぎょはん、文化庁100年フード)」が供されています。
竹原を舞台とした映像作品
竹原の自然とまちなみは映像作品の中にも残されています。竹原を舞台とした作品には、大林宣彦監督の映画「時をかける少女(1983年)」、アニメ「たまゆら(2010年)」、NHK連続テレビ小説「マッサン(2014年~2015年)」、映画「吟ずる者たち(2021年)」「るろうに剣心最終章The Final(2021年)」等があります。
審査委員長
近藤 健一
(森美術館シニア・キュレーター)
1969年生まれ。ロンドン大学ゴールドスミス校美術史修士課程修了。2003年より森美術館勤務。「六本木クロッシング2010展」、「アンディ・ウォーホル展」「カタストロフと美術のちから展」「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」、小泉明郎や山城知佳子の小個展、ビル・ヴィオラやゴードン・マッタ=クラークの映像作品上映などを企画。2014―15年には、ベルリン、ハンブルガー・バーンホフ現代美術館で客員研究員を務める。川村文化芸術振興財団ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成審査員 (2019年~22年 )。
撮影:御厨慎一郎
写真提供:森美術館
審査委員
横谷 奈歩
(アーティスト)
東京芸術大学大学院美術研究科 博士課程を修了後、2009年より文化庁在外研修員として、イタリア、イギリスに滞在。 2012-2014年ブルキナファソとイタリアにて滞在制作、2013年から現在においてAIR Onomichi(アーティスト・イン・レジデンス尾道)にて招聘され制作。2017年より「芸術と考古学」他、個人の作品制作、発表と並行して国内外にてアートプロジェクトの企画制作を手がける。文化人類学者や考古学者など異分野の専門家との共同制作も積極的に行っている。
審査委員
鳥本健太
(アートプロデューサー)
2006年に中国上海にてアートマネージメント事務所office339を設立、以降上海をベースに中国、日本、およびアジア地域にて領域横断的なアートプロジェクトを企画・プロデュース。出身地である北海道新得町にて2013年より野外フェス「GANKE FES」を主催。現在、株式会社stu、PROJECT ATAMIに所属。2021年、2022年、2023年「ATAMI ART GRANT」 プログラムディレクター。
主催・企画・運営
一般社団法人瀬戸内海エコツーリズム協議会
(障壁画プロジェクト事務局)
連携先
竹原市
藤井酒造株式会社
陶工房風土
NIPPONIA HOTEL竹原製塩町
福山ツーリスト株式会社
協賛
金沢屋竹原店
一般社団法人瀬戸内海エコツーリズム協議会
〒734-0013 広島県広島市南区出島1-11-14
TEL: 082-259-3371 FAX: 082-259-3372
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